相続特化で差別化する税理士事務所の考え方|他事務所とどう違いを出すか

相続を扱う事務所が増えるなか、 「どう差別化するか」は避けて通れない問いです。 価格で差をつけるのは消耗戦になります。私の事務所が選ばれてきた理由は、価格ではなく「現物」と「専門性」でした。

結論:差別化は「価格」ではなく「現物・専門性・対応」で出す

相続で消耗しない差別化は、次の3点です。

1. 現物:動いている仕組み(フロー・チェック体制)の実物を持っている
2. 専門性:相続に特化した深さで選ばれる
3. 対応:不安に寄り添う対応の質
価格以外の選ばれる理由を持つことが、差別化の本質です。

なぜ差別化できないのか
・価格で勝負する:消耗し、利益が残らない
・「何でもやる」になる:専門性が伝わらない
・対応が他と同じ:選ばれる理由がない

具体的な進め方

① 現物で差をつける
フロー・チェック体制という現物を持ち、依頼者に「ここまで仕組みがある」と伝えます。

② 専門性を打ち出す
相続に特化した深さ(難案件への対応・特例の知見など)を打ち出します。

③ 対応の質で選ばれる
相続特有の不安に寄り添う対応を、型として持ちます。
(→ 子記事「相続相談を契約につなげる初回面談の進め方」へ)

④ 価格競争から降りる
価格ではなく価値で選ばれる土俵に立ちます。
(→ 子記事「相続税申告を事務所の高単価業務にする考え方」へ)

よくある失敗例

・価格で勝負:消耗する
・何でも屋になる:専門性が伝わらない
・対応が横並び:選ばれる理由がない

事務所で実践するためのチェックリスト

□ 現物(フロー・チェック体制)を持っている
□ 相続の専門性を打ち出している
□ 不安に寄り添う対応の型がある
□ 価格以外の選ばれる理由がある
□ 価格競争に巻き込まれていない

体系的に学びたい先生へ

差別化は、価格ではなく現物と専門性で作ります。相続特化事務所マスター講座では、差別化の核となる現物・専門性・対応の型を、体系立てて学べるようにしています。

よくある質問(FAQ)

後発でも差別化できますか?

できます。

現物と専門性、対応の質は後発でも作れます。価格で勝負しないことが鍵です。

何が一番効く差別化ですか?

現物です。

動いている仕組みの実物は、言葉だけの訴求と決定的に違います。

価格を下げずに選ばれますか?

選ばれます。

価値が伝われば、価格以外の理由で選ばれます。

相続を事務所の柱にしたい税理士事務所へ。

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この記事を書いた講師
税理士 中垣健

中垣健税理士事務所 所長

中垣 健 なかがき けん

株式会社未来経営 代表

愛知県岡崎市生まれ。明治大学商学部卒業後、税理士・行政書士として2008年に開業。中小企業の経営支援から税務全般、事業承継、相続・贈与対策まで幅広く対応してきた。正攻法で税務調査リスクを抑える相続税申告を強みとし、相談者一人ひとりに寄り添った支援に定評がある。現在は税理士向けに「相続特化事務所マスター講座」を開講し、実務と教育の両面で活動している。

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