相続税申告を高価格で受任するための説明方法|価格を納得してもらうには

相続税申告を適正な価格で受任するには、説明の順番が重要です。価格そのものより、「何に対する費用か」が伝わっていないと高く感じられます。私も伝え方を整えてから、価格で断られることが減りました。

結論:高価格の受任は「価値→根拠→価格」の順で説明する

納得してもらえる説明の順番は次の通りです。
1. 価値:何をどこまでやり、どんな安心が得られるか
2. 根拠:なぜその費用になるか(手間・専門性・責任)
3. 価格:最後に費用を提示する
価格を最後にし、その前に価値と根拠を伝える。これだけで受け止め方が変わります。

なぜ価格で断られるのか
・価格を先に出す:価値が伝わる前で高く感じる
・やる内容が不明:何に払うか分からない
・根拠がない:なぜその額か説明されない

具体的な進め方

① 価値を可視化する
受任から申告まで何をするか、どんな不安を解消するかを示します。
② 根拠を示す
手間・専門性・責任など、費用の根拠を説明します。
③ 価格を最後に提示する
価値と根拠が伝わった後に費用を出します。
④ 説明の型を持つ
毎回ぶれないよう、説明を型にします。
(→ 子記事「相続税申告を事務所の高単価業務にする考え方」へ)

よくある失敗例

・価格を先に出す:高く感じさせる
・やる内容が不明:価値が伝わらない
・根拠を示さない:納得が得られない

事務所で実践するためのチェックリスト

□ 価値を可視化している
□ 費用の根拠を説明している
□ 価格を最後に提示している
□ 説明の型がある
□ 価格で断られる理由を記録し改善している

体系的に学びたい先生へ

高価格での受任は、説明の順番と型で実現します。相続特化事務所マスター講座では、価値・根拠・価格の説明の型を、現物とともに体系立てて学べるようにしています。

よくある質問(FAQ)

高い価格は敬遠されませんか?

価値と根拠が伝われば納得されます。

順番を間違えなければ、価格だけで敬遠されません。

値引きを求められたら?

価格を下げる前に、価値と根拠の説明が足りていたか見直します。

説明が長くなりませんか?

型にすれば簡潔になります。

価値・根拠・価格を順に手短に伝えるだけです。

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この記事を書いた講師
税理士 中垣健

中垣健税理士事務所 所長

中垣 健 なかがき けん

株式会社未来経営 代表

愛知県岡崎市生まれ。明治大学商学部卒業後、税理士・行政書士として2008年に開業。中小企業の経営支援から税務全般、事業承継、相続・贈与対策まで幅広く対応してきた。正攻法で税務調査リスクを抑える相続税申告を強みとし、相談者一人ひとりに寄り添った支援に定評がある。現在は税理士向けに「相続特化事務所マスター講座」を開講し、実務と教育の両面で活動している。

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