税理士事務所で相続部門を立ち上げる手順|部門化の進め方

「相続を時々受ける」状態から「相続部門」に変えるには、明確な手順があります。 なんとなく案件を受けているだけでは、いつまでも部門にはなりません。私の事務所も、部門として立ち上げてから一気に伸びました。

結論:部門化は「型→導線→担当→数値」の順で立ち上げる

相続部門の立ち上げは、次の順番で進めます。

1. 型をつくる:受任から申告までの実務フローを整える
2. 導線をつくる:案件が入る集客・紹介の導線を用意する
3. 担当を置く:所長以外の担当・体制を決める
4. 数値で見る:件数・売上・受任率を月次で管理する
型と導線が先、担当と数値で回す。この順番が崩れると部門は育ちません。

なぜ部門化でつまずくのか
・型がないまま人を置く:渡す業務の標準がなく回らない
・導線がない:案件が安定せず、部門が遊ぶ
・数値を見ない:成長しているか分からず、改善できない

具体的な進め方

① 実務フローを整える
受任から申告までの型を作ります。これが部門の土台です。
(→ 子記事「相続税申告の実務フローを税理士向けに解説」へ)

② 集客導線を用意する
顧問先・提携先からの案件導線を作ります。
(→ 子記事「税理士が相続案件を獲得するために整えるべき集客導線」へ)

③ 担当と体制を決める
所長以外の担当を置き、任せられる工程を切り出します。
(→ 子記事「所長が抱え込まない相続部門の作り方」へ)

④ 数値で管理する
件数・売上・受任率を月次で把握し、改善します。

よくある失敗例

・人を先に置く:型がなく回らない
・導線を作らない:案件が来ず部門が遊ぶ
・所長が抱え続ける:部門が所長の激務になる

事務所で実践するためのチェックリスト

□ 受任から申告までの型がある
□ 案件が入る導線がある
□ 所長以外の担当・体制がある
□ 件数・売上・受任率を月次で見ている
□ 立ち上げの順番(型→導線→担当→数値)を守っている

体系的に学びたい先生へ

相続部門の立ち上げは、断片の寄せ集めでは進みません。相続特化事務所マスター講座では、私が部門を立ち上げたときのフロー・導線・体制の作り方を、現物とともに体系立てて学べるようにしています。

よくある質問(FAQ)

小規模事務所でも部門化できますか?

できます。

担当が一人でも、型と導線と数値管理があれば「部門」として育てられます。

何から始めるべきですか?

まず実務フロー(型)からです。

型がないと担当を置いても回りません。

人を採用してから始めるべきですか?

逆です。

型と導線を整えてから担当を置くほうが、無理なく回ります。

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